財団の理念
日本と韓国の若い才能と多彩な文化を助成し、両国の絆を深めることで社会と文化の発展へ貢献します。
事業内容
学術・芸術・文化・スポーツから国際交流まで、日本と韓国を結ぶ多彩な研究・活動の支援を行っています。
公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団の全身、(財)韓国文化研究振興財団は1990年に、日本人と在日コリアンの方を対象として、日韓の歴史や文化の研究・活動によるさまざまな交流を支援する目的で設立されました。
以来、助成基金を通して個人研究や団体活動への数多くの支援を行うことで、両国の理解と友好を深め、豊かな関係を築くお手伝いをしています。
現在は、日本人および在日コリアンという枠を取り払い、原則として「日本を生活・活動の拠点とするもの」を助成対象者にしています。
財団名称の由来
財団の名称『韓昌祐・哲文化財団』は、創設者である韓昌祐(ハンチャンウ)名誉最高顧問と、長男である韓哲(ハンテツ)の名に由来しています。
哲さんは1978年8月21日、滞在先の米国・ヨセミテ国立公園で事故に遭い、16歳という若さで生涯を閉じました。その後、小学生のときに遺した作文集が発見されます。
その内容は、次のようなものでした。
ぼくは、町のためにやくだつ。ぜったいに。たとえば小学校を作る、そしてほどうきょうを作る、こうみんかんをたてる。小学校中学校にプール50mを作る。(中略)こうえんを作る、町えいグランドを作る……
韓昌祐名誉最高顧問は愛息の一文を読み、哲さんと暮らした峰山町(現・京丹後市)へ、野球場建設基金を寄付します。当財団の名称には、夢叶わずして夭逝した長男の願いを公益財団法人という形にし、社会貢献を実現したいという思いが込められています。